スマホの充電や防災対策にもなるモバイルバッテリーやポータブル電源が注目されています。
ただ、モバイルバッテリーとポータブル電源の違いってイマイチよくわからないですよね。
そこで、モバイルバッテリーとポータブル電源の違いをご紹介します。
実は違いは容量だけではありません。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違いを理解することで、様々な場面での活用方法を知ることができ、ご自身に合った製品を選ぶことができるようになります。
モバイルバッテリーとポータブル電源では使えるものやできることが大きく異なるので要チェックですよ。
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モバイルバッテリーとポータブル電源の違いとは?
モバイルバッテリーやポータブル電源の違いとは何なのでしょうか。
モバイルバッテリーやポータブル電源とは、本体に内蔵されたバッテリーに電気を蓄えて、外部の機器に給電するもののことです。
どちらも充電してある電力を他の製品へ通電することは同じですが、貯めておける量と出力する端子に違いがあります。
モバイルバッテリーとは
- 10000mAhから30000mAhくらいまでの電力をUSBケーブルで出力できる
- iPhone14シリーズで1回~3回くらいの充電ができる
ポータブル電源とは
- 数万から数十万mAhもの電力を家庭用コンセントのプラグとして出力できる
- 扇風機や電気毛布、小型冷蔵庫など使用できる
ちなみにmAhとは1時間に放電する電流量の単位です。
モバイルバッテリーは携帯の充電などに使用できて、ポータブル電源は様々な電化製品を屋外でも使用できるものになります。
電源 | mAh | 使える用途 |
モバイルバッテリー | 10000mAhから30000mAh |
|
ポータブル電源 | 数万から数十万mAh |
|
モバイルバッテリーのメリット
まずはスマートフォンやタブレット、ゲーム機、ノートPCなどを充電することに適しているモバイルバッテリーのメリットをお伝えします。
持ち運びに便利
最大のメリットは小型であることなので持ち運びに大変便利だということです。
外出先でも充電ができることはもちろん、充電しながら移動もできるので急ぎの際や目的先に着いた時に満充電になっていると助かりますね。
コンパクトなサイズ
モバイルバッテリーの大きさもは製品によって差があるものの、スマートフォンくらいのサイズなので、カバンの中にも入れられることが特徴です。
様々な製品が出ていますので、ご自身に合わせてサイズも選べることがポイントです。
価格がリーズナブル
モバイルバッテリーは価格も安く2000円くらいから手に入るので家計にも優しいです。
外出先でもスマートフォンの充電がしたい方は一人一台は持っていて損はないですね。
また、キャンプではランタンも充電ができるのでスマートフォンやゲーム機、ノートPC、ランタンなどのみの充電でしたらモバイルバッテリーがおすすめです。
安全性も高い
モバイルバッテリーはPSEマークが義務付けられています。
PSEマークとは、日本の法律である電気用品安全法の基準に適合しているものにのみつけられるマークであり、これがないと販売ができません。
ポータブル電源には義務付けられていないので、より安全性の面でも安心できます。
ちなみに「パススルー」に対応したモバイルバッテリーでしたら、ACアダプタに接続したままでスマートフォンなどに給電ができます。
モバイルバッテリーについて詳しくはこちら
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モバイルバッテリーのデメリット
モバイルバッテリーのデメリットもチェックしていきましょう。
限られた電化製品しか充電ができない
モバイルバッテリーの最大のデメリットが限られた電化製品しか充電ができないことです。
充電したい電化製品の消費電力に対応するものでしか充電ができません。
使用できるもの
- スマホ
- ノートPC
- ゲーム機
- ワイヤレスイヤフォン
- ポケットWIFI など
ACアダプタのものが充電できない
モバイルバッテリーはUSBポートのみ充電が可能となっていますので、ACアダプタのものが充電できません。
充電したい電化製品の消費電力が小さくてもUSBポートでないと充電ができないことは理解しておきましょう。
使用後の廃棄に困る
モバイルバッテリーも寿命があります。
使用後も不燃ごみとして出せるわけではないので注意が必要です。
自治体で決められている処分方法に従うか、家電製品などにある回収ボックスに持って行くなど安易に捨てられません。
モバイルバッテリーもリチウムイオン電池を採用しているので、処分時や取り扱いには注意しましょう。
限られた電化製品でしか充電しない場合やコンパクトさが必要な場合はモバイルバッテリーがよさそうですね。
ポータブル電源のメリット
次にポータブル電源についてみていきましょう。
まずはメリットをお伝えします。
様々な電化製品に対応できる
ポータブル電源の最大のメリットは様々な電化製品に対応できることです。
ポータブル電源によって容量も変わってきますので、ご自身に合った製品を自由に選ぶことが出来ますし、容量が大きい「Jackery3000Pro」や「EcoFlow DELTAPro」でしたら、99.9%の家電製品に対応できます。
様々なポートに対応できるので、外出先で扇風機や電気毛布、こたつ、炊飯器などあらゆる家電製品に対応できることが最大のメリットです。
様々なシーンで活躍できる
あらゆる家電製品に対応していることで様々なシーンで活躍できます。
アウトドアや車中泊はもちろんですが、庭での作業などコンセントが欲しいところにもポータブル電源があれば大変便利です。
延長コードでは対応できない所やそもそもコードを引っ張らなくてもいいことも魅力的ですね。
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災害や停電対策にもなる
ポータブル電源があれば様々なシーンで活用できるだけではなく災害や停電対策にも注目されています。
大雨や台風による停電で突然電気が使えなくなることがあります。
2018年の台風21号では約240万戸が最大5日間停電が続き、台風15号では約93万戸最大12日間続きました。
こういった自然災害にも柔軟に対応できることもポータブル電源の大きな魅力です。
ポータブル電源のデメリット
ポータブル電源のデメリットも見ていきましょう。
価格が高い
ポータブル電源はモバイルバッテリーとちがい価格が高いです。
ポータブル電源の容量によって価格が異なりますが、安くても2~3万円はします。
安易に手が出せるものではないことがデメリットですね。
製品によっては安全性に欠ける
ポータブル電源はPSEマークが必須ではない為、製品によっては安全性に欠けているものあります。
過去にはポータブル電源が原因で火災に繋がったケースもあるので、しっかりと見極めてご自身に合ったものを選ぶことが重要となってきます。
関連記事:ポータブル電源を買ってはいけない理由とは後悔しないために【これだけは気を付けて】
モバイルバッテリーとポータブル電源はどっちが便利?
モバイルバッテリーはスマートフォンやゲーム、ノートPCの充電がメインですが、ポータブル電源は様々な電化製品に対応していますね。
家電を使用できるということは、キャンプ時に外で家電を使用し調理ができるほか、災害の際に停電してしまっても活躍できます。
ポータブル電源の方が使える用途が多いから、いざという時にも便利です。
携帯電話やタブレット、ランタンなどちょっとしたものを充電するだけならモバイルバッテリーで十分ですが、扇風機や電気毛布、電気ヒーターなどその他の電化製品を屋外で使いたい場合はポータブル電源が必須です。
キャンプや災害時には、ポータブル電源が役立ちます。
台風等での停電時にも活躍するので、ポータブル電源の方が幅広く使えて便利ですね。
キャンプでも大活躍するポータブル電源
災害時はもちろんですが、キャンプで快適に過ごすためにもポータブル電源が大活躍しています!
とくにファミリーや車中泊、冬キャンプを楽しむ方は使用している方が多いですよ。
これさえあれば、料理のレパートリーが増えたり家電製品が使えることにより防寒対策にもなったり、携帯電話等の充電がなくなる心配もありませんよね。
実際にキャンプでポータブル電源を活用している方の声です。
冬キャンプで薪ストーブで暖をとってホットウイスキー🥃を飲みながらTVを観るなんて、数年前では考えられなかった…😂
特にポータブル電源で電気毛布を使えば、厳寒期でもヌクヌクに寝る事が出来る域に自分が達するとは、時代の流れとキャンプギアの進歩が凄い‼️#ソロキャンプ#薪ストーブ pic.twitter.com/0z81I4Op9m
— え〜ちゃん (@9y7C5YzGvGdp8jN) November 13, 2020
私のキャンプ必須ギアCPAP。無いとイビキで周りに迷惑かけちゃう😩
なのでふもとっぱらみたいに電源がないキャンプ場ではポータブル電源が必須です。二晩使って残64%、一晩だいたい43wh程。jackery240なら5泊はイケて頼もしい🤭
ACだとロスがあるんでDCアダプタを一緒にレンタルしてます。#resmed pic.twitter.com/1EXGHHWtAq— かなやま⚡キャンプ⚡わたモテ (@tukinuketa) November 22, 2020
写真はジャクリポータブル電源1000&400とソーラーパネル100W&60Wです!
9月に続き今回はジャクリのポータブル電源400とソーラーパネル60Wを購入しました😊
400は小さくて軽くてキャンプでは使い勝手が良さそうだし、ソロには十分の容量だと思います😉👍#北海道キャンプ #キャンプ #ソロキャンプ pic.twitter.com/dih6PgWVyC
— Katsuhiko🏕北海道キャンプ (@Katsu2525Camp) November 21, 2020
子供らは夕方からPCエンジンミニの初プレイ。数多くあるソフトの中から子供たちに選ばれたのは
『桃太郎電鉄2』でした‼️
ポータブル電源も初おろし、便利すぎた😅#キャンプ #pcエンジンミニ pic.twitter.com/dr6Qqq5iaG— takamama@キャンプゲームと犬垢 (@takacampergamer) November 22, 2020
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ジャンプスターターとポータブル電源の違いとは?
モバイルバッテリーとの違いはお分かりいただけたと思いますが、ジャンプスターターとポータブル電源の違いもお伝えします。
ジャンプスターターは車のバッテリーが上がってしまった時に活躍するバッテリーです。
そもそも、ジャンプスターターは「急用携帯型のバッテリー」なのでポータブル電源と基本的な仕組みは同じです。
自動車のエンジンをジャンプスタートさせるためには、一瞬で大きな電気を発生させる必要があるのですが、近年増加している 「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用しているポータブル電源なら代用可能ですよ!
特徴
- 発火や熱暴走が起きにくい
- 衝撃に強い(発火する可能性が極めて低い)
ジャンプスターターがなくても、ポータブル電源があれば車のバッテリーが上がった時でも安心です。
また、同じようなものに発電機があります。
ポイント
発電機はガソリンですがポータブル電源は内蔵バッテリーで充電や給電をするのでより静かで一般家庭でも使いやすい
発電機との違いについて
関連記事:ポータブル電源と発電機の違いは?メリットデメリットをわかりやすく解説
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ポータブル電源の用途や正しい選び方とは?
ポータブル電源があれば、家電製品を屋外で使えるようになるので大変便利です。
例えば、扇風機やこたつ、炊飯器、電気毛布といったものが上げられます。
使用したい電化製品をポータブル電源に接続するだけで使えるので、一般のご家庭ではポータブル電源が簡単かつ安全に使用できます。
ポータブル電源は種類や製品が多いので、まずは選び方を理解しておくことが重要になります。
充電容量やサイズも使用する用途によって変わってきので、5つのポイントをお伝えします。
矩形波(くけいは)と正弦波(せいげんは)の違い
こちらも実はチェックしておきたいところです。
電気が進む波の形状を指し、それぞれ特徴がありますが、矩形波モデルは電気毛布がほぼ動かないです。
正弦波は家庭用コンセントと同じなので多くの家庭製品を使用できます!
ポータブル電源、
初代は台風前で慌ててホムセンで3万ぐらいで買ったんけど矩形波(疑似正弦波)つって精密機器とか使えないモンもあるそうだから実家に譲って2代目の正弦波をソーラーパネルごと通販で買ったバチクソ高かったけど安心感がダンチ#東日本大震災から11年 pic.twitter.com/RmMe6w3FGh
— 瀬島一瑛 (@sejima666) March 11, 2022
充電容量とサイズ
どういったものをどのくらいの時間使用するかにより充電量が変わってきます。
貯めて置ける重力が増えればその分本体も大きく重たくなります。
ちょっとした電力を使用する場合は200Whもあれば十分ですが、キャンプや車中泊を楽しむ際は350Wh以上あったほうがいいですよ。
音楽を楽しんだり夜間のライトもつけるのでしたら400Wh以上がおすすめです。
一般的なポータブル充電で使用できる定格電力は200~300Wが多いですよ。
【家電製品ワット数目安】
家電製品 | 電力 |
iPhone、iPad | 5~15W |
ノートパソコン | 50~120W |
扇風機 | 50~60W |
電気毛布 | 50~90W |
ホームシアター | 35~70W |
こたつ | 600~800W |
ドライヤー、炊飯器、電気ケトルなどは定格1,000W以上あるので大容量のものではないと使用は難しいです。
使用に合った出力ポート数を選ぶ
AC電源ポートは2口以上あると便利です。
同時に充電できるので同時に家電を使用でき助かりますよ。
また、USB出力ポートがあるとスマートフォンやタブレットのモバイル製品も充電できるので大変便利です。
シガーソケット・ソーラーパネルが便利
例えば災害用では家庭で充電ができないので、シガーソケット・ソーラーパネル対応用なら充電が可能です!!
また、キャンプなどでたくさん使用しても晴れた日なら充電ができるのでかなり便利です!
日頃から定期的にポータブル電源に充電をしておき、いざという時に活用できるようにしておきましょう。
寿命も合わせてチェック
関連記事:ジャクリのポータブル電源の寿命はどれくらい?伸ばすコツや使わない期間のポイント
PSE合格品であるかどうか?安全性もチェック
モバイルバッテリーはPSE(電気用品安全法)マークが必須ですが、ポータブル電源は規制対象外です。
ですが、ついている製品のほうが安心できますね。
また、安全性についてポータブル電源の蓄電池の種類にも注目です!
関連記事:ポータブル電源を買ってはいけない?後悔しないために気を付けるべきこと
では、ここからはメーカー別のおすすめもご紹介します。
ポータブル電源が気になる方、将来的に購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
おすすめのポータブル電源メーカー6選ご紹介
ポータブル電源は、便利で一般の方にも使いやすいのですが、海外製品が多くメーカーによってはあまりお勧めできないものもあります。
信頼できるところで購入すれば、いざという時も保証があったり長持ちするなど安心して使用できます。
大手メーカーで口コミもいいメーカー5選をご紹介します。
Jackery
ポータブル電源の先駆けのメーカーJackery。
リチウム電池に強いシリコンバレーの新興メーカーです。世界中でも大人気で累計100万台以上売り上げており世界中から愛されています。
品質や性質からかなりの高評価であることも人気の理由です。
ワット数も容量も最高レベルで保証期間も2年以上と長いのが特徴ですよ。
能登地震でも合計で260台(2400万円相当)の提供を行うなど、ポータブル電源の良さを活かして積極的に活動されたり手助けされています。
\リン酸鉄リチウムイオンのポータブル電源も多数!/
万が一のためにも!安心できる大手メーカー
EcoFlow
EcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)社は中華人民共和国深圳市で2017年に設立したポータブル電源の最先端を駆けるスタートアップ企業です。
電源開発事業部のトップや化学材料メーカー経営者を含む元DJI社員3人、元米経済開発センター投資マネージャーの4人によって設立されました。
1時間でゼロから80%へ充電できるのが最大の特徴ですよ!
かなり注目されています。
世界シェア2位大手メーカー
BLUETTI
今、最も注目されている「BLUETTI」
中国発祥で、日本法人では『パワーオーク社』と呼ばれ、性能や安全性の高さから人気が集まっています。
最大の魅力は安全性の高い『リン酸鉄リチウムイオン電池』を使用していることです。
\使いやすさや高性能はBLUETTI/
リン酸鉄リチウムイオン使用で安全性に特化!
PowerArQ
2012年12月2日創立の加島商事株式会社が出しているPower ArQシリーズ。
ソーラーパネルやポータブル冷蔵庫などこだわった製品を生み出しています。
家電批評ベストバイ・オブ・ザ・イヤーにも受賞され『迷わず全国民が買うべき災害時最強に命綱』として選ばれました。
デザインもカッコよく、SNSでも話題となりとても人気の高い商品です。
\オシャレで女性にも大人気/
SNSでも話題となったデザイン性あふれるポータブル電源
Anker
元Google社員たちが立ち上げたハードウェアメーカーでポータブル電源やモバイルバッテリーなど様々なIT製品を販売しています。
長寿命にこだわり、安全性が高く保証期間も5年とかなり長いです!
バッテリーだけでなく、製品全体が長持ちなので、長く使いたい方にはおすすめです。
【LACITA】
2017年4月に株式会社ポスタリテイトが立ち上げ、運営しているブランドです。
こちらの会社は、停電時やアウトドアなど全く電気がないところで家電製品の使用を可能にする「エナーボックス」や「ソーラーパネル」を開発しています。
安全性も高いので、安心して使えますよ!
モバイルバッテリーとポータブル電源の違いとは?まとめ
・モバイルバッテリー
⇛1万mAhくらいまでの電力をUSBケーブルで出力できるので携帯の充電などに適している
・ポータブル電源
⇛数万から数十万mAhもの電力を家庭用コンセントのプラグとして出力できるので、家電製品も使用できる
キャンプや車内泊、また、災害の時にも役立てるので各家庭に一つは常備しておきたいところですね!
選び方のポイントとしては
・正弦波を選ぶ
・使用に合った充電容量とサイズ、ポート数を選ぶ
・災害用のためならシガーソケット・ソーラーパネル対応のものを
・PSE合格品ならなお安心
・防水機能のものもある
こんなものがあるのだと理解していただけたら幸いです。
便利なものやいざという時のものを少しずつでも揃えていきたいですね!