冬キャンプは綺麗な星空や焚き火を楽しめるのでかなり人気があります。
しかし、気温がかなり下がる冬キャンプは防寒対策にかなり注意が必要です。
安易な考えで行ってしまうと寒すぎて夜も寝られない、体調不良を起こし最悪の場合命に関わるといったことも考えられますが、ポータブル電源が冬キャンプでの不便さを解消してくれます。
ポータブル電源を冬のキャンプに使うとどのようなメリットがあるのか、キャンプ歴4年のわが家が実際に使っている方法や使い道をご紹介します。
冬キャンプならではの景色は本当に格別です!澄んだ空気の下で快適なキャンプを楽しみましょう。
ポータブル電源は冬キャンプでどのように活用するの?
ポータブル電源は冬キャンプのどのような場面で活用できるのでしょうか?
冬キャンプですが特に、防寒対策がかなり重要となってきますよね。
深夜、寝ている時の気温は氷点下まで下がってしまうことも多いです。
日中はストーブなどで暖まれますが、就寝時は寝床を温めないと寒くて快適に寝られません。
そこで、おすすめなのが電気毛布です。
※防寒対策をしっかりしないと、後悔するので特に気温が下がる就寝時のことはよく考えておくことが大切です。
【ポータブル電源】冬キャンプに電気毛布がおすすめのワケ
では、なぜポータブル電源と電気毛布がおすすめなのでしょうか?
電気毛布はストーブなどと違い安全性が高く、消費電力も小さいので朝まで暖かく寝られることが冬キャンプに向いている理由です。
ただし、電気毛布は当然ながら電気がないと使用できません。
そして、電気毛布を稼働させるにはポータブル電源が必須ということになります。
モバイルバッテリーでは、出力数が足りません。
電気毛布がおすすめのワケを詳しく見ていきましょう。
安全性が高い
冬キャンプでよく使われるストーブですが、一酸化炭素中毒には要注意です。
換気もせずテント内でストーブをつけっぱなしで寝てしまい、一酸化炭素中毒で亡くなるという事例もあります。
また、ストーブが原因で就寝中に火事になってしまうケースもありますよ。
心が痛むニュース😢
テント内でストーブを使う時は念の為チェッカーを2個は必要!
寝る時はストーブを消す!!
これができなきゃ冬キャンは難しい🤔
自分もチェッカー見ながら豆に換気したけど数回警報が鳴りました
一酸化炭素中毒はクラっときたら時すでに遅しです#キャンプ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/LxeE76aLzf— ぽっちゃりキャンプ😏中標津、弟子屈あたりに生息するキャンパー⛺️ (@takasugi5353) January 18, 2021
悲しいことに、毎年事故があるので寝ている時にストーブはつけない方が無難ですね。
しかし、暖房器具をつけないと寒くて寝られません。
そこで、電気毛布は暖かく安全に使用できるのでおすすめです!
消費電力が小さいので長時間使用できる
電気毛布は家電製品の中でも消費電力が小さいことも特徴です。
ポータブル電源を選ぶときの基準として容量が重要となってきます。
ポータブル電源の容量が多いほど様々な家電製品を使用できますが、その分ポータブル電源の価格も高くなります。
ポータブル電源の容量にもよりますが、消費電力が小さい家電製品であるほど長時間使用できます。
おおよその目安ですが、家電製品ごとの消費電力はこちらです。
スマートフォン | 20~30W |
ノートパソコン | 50~120W |
扇風機 | 5W~50W |
電気毛布 | 5W~30W |
電気ストーブ | 500W~1000W |
サーキュレーター | 20W~40W |
炊飯器 | 350W~1200W |
ポータブル冷蔵庫 | 20W~60W |
プロジェクター | 300W |
ヘアアイロン | 150W~240W |
電気毛布を使用する際の強弱によって消費電力は変わってきますが、電気毛布はかなり消費電力が小さいことが分かりますね。
例えばポータブル電源の容量が632WhのJackery ポータブル電源 600 Plusを使用し、30Wの電気毛布を使用するとします。
ポイント
Wh(ワットアワー)は電力×時間を示す単位であり、ポータブル電源のバッテリー容量を示す重要な数値です。
使用したい家電製品の消費電力を割れば、使用時間が把握できます。
計算方法
632Wh×0.8(いろいろな条件によってロスが発生するので2割くらい引いて計算する)=505.6Wh
505.6Wh÷30W=約16.8h
この場合大体17時間くらい使用できますね。
電気毛布は強弱によって消費電力は変わってくるので、電気毛布を使用する時に最初は「中~強」にして温まったら「弱」にしておくことをおすすめします。
朝まで快適に寝られる
電気毛布が30Wのものなら、ポータブル電源は500Wh以上の容量であれば朝まで快適に寝られますね。
ポータブル電源の容量と電気毛布の容量はしっかりと確認しておくことがポイントです!
ちなみに、子供が3人いる我が家は『DODのわがやのシュラフ』に電気毛布を足元に横向きにおいて寝ています。
我が家の冬キャンプの場合
DODのわがやのシュラフはファミリーキャンプの方におすすめです。
関連記事:わがやのシュラフの口コミは?冬は使えるの?レビューも兼ねてご紹介
大人+小学校中学年までの子供3人で快適に寝ていますよ!
日中も使える
電気毛布は寝る時だけではなく、日中も使用することができます。
日中も寒い冬のキャンプに、電気毛布は「ひざ掛け」としても使用できます。
特に、女性の方ほど足元が冷えやすいですよね。
こたつもいいのですが、こたつは電気毛布よりも電気消費量が大きく、こたつテーブルや毛布を別で用意しなくてはいけません。
特に、「PowerArQ」の電気掛敷毛布が人気です。
機能性はもちろんですが、アウトドアにピッタリなデザイン性や肌触りもいいと大好評です!
\昼も夜もコレがあれば暖かく過ごせる!/
暖かいだけではなくオシャレで人気!
ポータブル電源でセラミックヒーターは使える?
テント内でセラミックヒーターが使えたら、ストーブよりも安全に使用できますよね!
しかし、セラミックヒーターの消費電力は600W~1,200Wが一般的です。
先ほどご紹介したJackery ポータブル電源 600 Plusの容量は632Wh(定格出力800W)なので、1時間程度使えるかどうかです。
また、ポータブル電源の定格出力(安定して出力できる最大の電力量)も決められているので注意が必要です。
ポータブル電源は寒さに強い?氷点下の場合は?注意事項をご紹介
ポータブル電源はリチウムイオン電池を使用しているので、温度管理には注意が必要です。
注意
リチウムイオン電池は、環境温度が低くなるにつれて放電容量が少なくなるという温度特性がある
これは、ポータブル電源に限らずスマホなども同様です。
ポータブル電源を地面に直接置かないこと(テーブルの上などなるべく高い位置に置く)、ホッカイロを活用してなるべく温めるなど場合によっては工夫が必要です。
また、ポータブル電源によっても耐久温度が違うので、なるべく低温にも対応できるものを選びましょう!
動作温度が-10℃、-20℃まで対応できるものもあるので購入される前に必ずチェックしてください。
ポータブル電源がいらない場合とは?
電気毛布の最大の出番は就寝時です。
そもそも、ナンガやモンベルなどのかなりいいシュラフを使用されていて、夜も快適に寝られる方は電気毛布が必要ではないですね。
また、徒歩でキャンプに行かれる方も持ち運びが困難なので、ポータブル電源は不向きです。
ただ、ポータブル電源は電気毛布だけではなく夏場にも扇風機や調理器具にも使用できます。
普段使いができ、防災の面でもかなり注目されているのでポータブル電源の市場規模も年々伸びています。
世界のポータブル電源の市場規模は、2023年の5億米ドルから、2028年には11億米ドルに達し、予測期間中に18.4%のCAGRで成長すると予想されている
家庭用蓄電池の需要が高まり、世界中で注目されているポータブル電源は様々な使い道もあるので、今後も需要が高まりそうですね。
関連記事:ポータブル電源の使い道は?普段使いやキャンプ・車中泊でできること
ポータブル電源で使用する電気毛布おすすめ5選
では、実際にポータブル電源で使用する電気毛布のおすすめをご紹介します。
キャンプや車中泊で快適に朝まで使用するために、なるべく消費電力の小さいものでレビューの高いものなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめ① 山善 ふわふわもこもこ電気掛・敷毛布
消費電力量 弱:約13Wh/強:約35Wh
山善のふわふわもこもこ 電気掛・敷毛布です。敷毛布や掛布団、ひざ掛けの3種類から選べます。
室温センサーがついているので、朝の冷え込みを感知して温度を上げてくれる優れものですよ!
無段階で温度調節もできるのでお好きな温度を微調整できるから便利です。
もちろん丸洗いもできますよ。
ほんとうに柔らかくて、ちょっと熱めにしてくるまっていると温泉に入っているような心地の良さです!しかも洗えるなんて!2,000円台からある電気毛布に比べて高いなと、迷っていたんですが買って大正解でした。
出典:Amazonレビュー
おすすめ② Sugiyama 電気敷き毛布
消費電力量 弱:約3Wh/中:約18Wh/強:約31Wh
Sugiyama 電気敷き毛布です。
安心の日本製です。
ダニ退治機能搭載され、丸洗いもできるところがポイントです。
こちら、Amazonレビューが7300中星4.3という素晴らしい高評価です。
価格以上に満足度が高い電気毛布ですね!
ワンシーズン使ってみましたが暖かくて申し分ありませんでした 安価で良い買い物しました!
出典:Amazonレビュー
おすすめ③ Sugiyama 電気ひざ掛け毛布
消費電力量 弱:約3Wh/中:約18Wh /強:約31Wh
Sugiyama 電気ひざ掛け毛布です。
こちらもダニ退治機能搭載されています。
ひざ掛け毛布ですが、コットやシュラフの下に敷けば快適に寝られます。
また、日中もひざ掛けとして使用すれば暖まりますね!
こちらも室温センサーがついていて丸洗いできるのでおすすめです。
2018年トップレベルで買ってよかったものこれ!!これがなければ生き残れなかった。すぐ暖かくなるし温度調節できるしもっと早く買えばよかった。もうこれさえあれば無敵
Sugiyama 電気ひざ掛け毛布 レッド 140×82cm... https://t.co/9NoYJ1xvv0
— のら (@xxxnr) March 11, 2019
おすすめ④ アイリスオーヤマ 電気敷き毛布
消費電力量 最大 40W
アイリスオーヤマの電気毛布です。
大きさも140×80㎝と190×130㎝が選べますよ。
最大50℃まで暖めることができます。お手頃価格なところも嬉しいですね。
普通に暖かいです。余計な機能がないので、気を使わずに使えます。
出典:Amazonレビュー
おすすめ⑤ コイズミ 電気毛布 敷き毛布
消費電力量 最大 40W
コイズミの電気毛布の敷き毛布。
サイズは130×80cmです。
丸洗いもでき、Amazon4000件レビューで星4.2はかなり高評価ですね!
次に、冬キャンプで活躍するポータブル電源のおすすめ5選をご紹介します。
冬キャンプポータブル電源おすすめ5選ご紹介
冬キャンプで使うためには、使用温度に注目し、電気毛布を一晩中使えるくらいの容量が必要です。
氷点下でも使用できるものや電気毛布を一晩中使うために500Wh以上のポータブル電源をおすすめします!
従来は三元系と呼ばれるリチウム電池を使用していましたが、火災などの不慮の事故も多発していました。
現在は、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源が増えてきており、長寿命であり、安全性も高いのでこれから購入を検討される方はリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているものを選びましょう。
BLUETTI AC180
こちらはBLUETTI AC180です。
中国の優秀な方が開発され、EcoFlowと同様、かなり注目されているメーカーです。
1152Whなので、30Wの電気毛布が約30時間使用できます。
リン酸リチウム電池を使用しているので、安全性も高いのが特徴です。
また、サイクル数が約3,500回以上なので、長期にわたり使用できます。
サイクル数とは
- 充電量が0%の状態から、満充電の100%にしてまた0%になるまで使うことを1回(サイクル)と数える
- 使用した回数によって寿命の年数が変わってくる
基本スペック
- 容量:1152Wh
- AC出力:1800W(瞬間最大 2,700W)
- 放電温度:20℃~40℃(最大1500Wの場合、30℃~40℃)
-20℃まで動作できるのがかなり大きいですね!
\充電速度も早い!!/
5年保証で安心
PowerArQ S7 ポータブル電源 716Wh
こちらは、パワーオーク社のPowerArQ S7です。
安心の日本のメーカーです。
デザイン性もあり、女性にも人気のパワーオーク。
リン酸鉄リチウムイオンを使用している製品なので、安全性も高く-20℃まで使用できるのも大きな特徴です。
基本スペック
- 容量:716Wh
- AC出力:合計700W(最大1400W)
- 使用温度範囲:-20°C ~ 45°C
716Whなので、30Wの電気毛布が約19時間使用できます。
\オシャレも楽しみたい方必見/
安心の国内メーカーでサポートも充実!
EcoFlow RIVER 2 Max
こちらはEcoFlowのRIVER2Maxです。
EcoFlowは充電速度の速さが特徴で、RIVER2Maxはわずか60分で満充電します。
業界平均より5倍の速さですよ!
また、バッテリー寿命約3,000回で10年間使用できるのも特徴です。
基本スペック
- 容量:512Wh (20Ah 25.6V )
- AC出力:合計500W(サージ1000W)
- 使用温度範囲:-10°C ~ 45°C
-10℃くらいまで使用できますし、512Whなので30Wの電気毛布なら約13時間使用できます。
EcoFlowは、ポータブル電源業界の中でもかなり売上が伸び、世界中で注目されているメーカーです。
\業界最速!高速充電ならRIVER2Max/
迷ったらEcoFlowで間違えなし!
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
世界中で愛されているJackery。
最近ではJackeryもリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したポータブル電源が増えてきました。
バッテリー寿命約4,000回というポータブル電源の中でも最大の長寿命です。
合計出力2,000W(瞬間最大4,000W)なので、様々な家電製品を使用できるのも大きな特徴ですよ!
冬キャンプだけではなく、防災などの面でも大きめな容量をご希望の方やファミリーキャンパーさんにおすすめです。
基本スペック
- 容量:1264Wh
- AC出力:2,000W(瞬間最大4,000W)
- 使用温度範囲:-10°C ~ 45°C
1264Whなので、30Wの電気毛布が約33時間使用できるので、連泊でも安心して使用できます!
\世界中から愛されるJackery/
安心メーカーで快適に!
Anker 535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)
大人気電子機器メーカーのAnker。
Ankerのポータブル電源も注目されています。
535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)は、30Wの電気毛布なら約13時間使用することが可能です。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池使用で3000回以上使用できます。
使いやすいとレビューも高評価なので、Anker好きな方や-20℃まで対応しているので、寒い地域のキャンプに行かれる方にもおすすめです!
基本スペック
- 容量:512Wh
- AC出力:500W (瞬間最大750W)
- 使用温度範囲:-20°C ~ 40°C
まとめ
冬キャンプにはポータブル電源はあった方がいいです。
特に、就寝時の寒さに対応するために電気毛布を使用することをおすすめします!
寒すぎてせっかくのキャンプが台無しにならないためにも、防寒はしっかりと対策しておくことが大切ですよ!