災害や停電で役立つポータブル電源はアウトドアにも大変便利です。
また、近年では先進のテクノロジーを取り入れた快適空間が実現できるキャンプスタイルが人気のため、ポータブル電源も注目されているのです。
ポータブル電源があれば、年中アウトドアが楽しめるようになるので持っていて損はないアイテムです。
ただし、数あるポータブル電源ですが、注意点もあります。
決して安くないものなので、後悔しない為にも正しく選ぶ必要があります。
そこで、正しい選び方やアウトドアにおすすめのポータブル電源をご紹介します。
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ポータブル電源とは?
ポータブル電源とはそもそもどのようなものなのでしょうか?
ポータブル電源とは
個人で持ち運びができ、長期保管が可能な大容量のバッテリーのこと
モバイルバッテリーと違って容量が大きいので、家電製品を屋外やコンセントのない場所でも使用できます。
災害時や停電時に電気が使用できなくなってしまった状況に活躍できるだけではなく、近年ではアウトドアでも注目されていますよね。
アウトドアで使用できるとかなり快適にその場を楽しむことができます。
ポータブル電源の活用方法
では、ポータブル電源はどのような活用方法があるのでしょうか?
シーン別でみていきましょう。
夏のキャンプも楽しめる
キャンプが楽しめる時期は限られています。
冬が明けた4月~5月あたりや9月~11月くらいが一番快適に過ごせます。
特に夏場は暑くてたまりません。
熱中症になる方も年々いらっしゃいます。
特に真夏のキャンプは夜も寝苦しく、快適なキャンプを実現するには冷房器具が必須です。
ポイント
ポータブル電源があれば扇風機がキャンプ場でも使えるようになり、快適に過ごすことが実現できますよ!
冬のキャンプこそ必須
キャンプ好きな方は、冬こそ楽しまれる方が多いです!
冬のキャンプは虫もいないですし、空気も澄んでいて星空も綺麗です。
しかし、夜はかなり冷え込みます。
しっかりと防寒をしないと、寒くて寝られません。
ストーブをつけっぱなしでも、一酸化炭素中毒などのリスクもあり、寝ている時はおすすめできません。
そこで、「電気毛布」が活躍します!
我が家は、寒い時期のキャンプには必ず電気毛布を使用していますが、こたつや電気掛毛布などを使用すれば日中も温かく過ごせるのでおすすめです!
こちらは冬キャンプにポータブル電源が必須なワケを詳しく解説しています。
関連記事:ポータブル電源は冬キャンプに必須!後悔しないための使い方や注意事項をご紹介
車中泊に役立つ
近年、車中泊をされる方が増えてきています。
キャンプと同様、非現実感を味わえたり愛車の中で過ごすのでキャンプよりもハードルが低いのが特徴です。
また、遠出の際にも宿をとらずにできるので、節約にもなります。
車中泊でも、ポータブル電源があれば車内で簡単に調理ができます。
社内の中で火を使うのは怖いですよね、そこでIHクッキングヒーターを使用すれば、車内でも簡単に調理ができますよ。
また、ポータブル電源は扇風機や電気毛布などが使用できるので、車中泊こそポータブル電源はおすすめです!
普段使いもできる
ポータブル電源は、普段使いもできます!
たとえば、車の中を掃除機で掃除をしたい場合や、庭などに高圧洗浄機で掃除をしたい場合などにも活用できます。
また、屋外だけではなく家の中でも、近くにコンセントがない所やコードをさす場所がない時でも、ポータブル電源があれば家じゅうのどこでも家電製品が使用できます。
災害や停電時に役立つ
ポータブル電源を持つ理由として一番多いのが、「災害や停電時に備えるため」です。
近年では突然の大雨や台風などで停電が起きることがあります。
電気がなくてはならない生活をしている私たちにとって、半日でも電気が使用できないと不安になりますよね。
また、大きな災害時では、被害が多くない地域でも停電が続くこともあります。
こうした万が一に備えて近年ではポータブル電源が世界中で注目されているのです。
昨夜から停電してますが
ポータブル電源が活躍👌 pic.twitter.com/lDA6XRZ1L8— KENJIRO@DIVER (@kenjiroman) September 14, 2024
ポータブル電源の選び方
様々な場面で活躍できるポータブル電源ですが、今ではあらゆるメーカーから様々なポータブル電源が販売されています。
ポータブル電源に使用されているリチウムイオンバッテリーの技術の進化やメーカーの努力により、素晴らしい製品も多いのですが、中にはおすすめできないものもあります。
そこで、ポータブル電源の正しい選び方をご紹介します。
容量
ポータブル電源を選ぶ際に一番重要なのが、「容量」です。
ポータブル電源の容量とは
ポータブル電源は「Wh(ワットアワー )」という数値であり、1時間の消費電力で表します。
モバイルバッテリーは「mAh」で表すことに対して、幅広い電圧に対応していることもありポータブル電源は「Wh」で表します。
例えば40Wの電気毛布を8時間使用したい場合
40W×8h=320Wh
つまり、320Wh以上の容量を持つポータブル電源を選ばなければなりません。
(厳密には、電力ロスがあるので1~2割ほど多めの容量のポータブル電源を選びましょう)
また、AC充電は100V対応、USBも5V対応のものも多いのでそちらも合わせてチェックしてみましょう。
容量が大きくなればなるほど、ポータブル電源の価格も高くなっていくのでキャンプで使用する電化製品のワット数を考えながら容量を決めていきましょう。
定格出力
ポータブル電源には、「定格出力」というものがあり、容量だけではなくこちらもあわせてチェックする必要があります。
定格出力とは
ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力の量のこと
例えば定格出力が500Wのポータブル電源に対して、600Wの電化製品は使用できません。
「最大出力(瞬間最大出力)」という指標もあり、瞬間的に出せる最大の出力のことを表します。
電化製品によっては、起動時に消費電力が瞬間的に高くなるものもあります。
このような時に備えるための出力であるので、定格出力以下の電化製品を使用するようにしましょう!
出力ポート
ポータブル電源は、モバイルバッテリーと違い様々な出力ポートに対応しているものもあります。
種類だけではなく、同じポートで複数対応できるものもありますよ!
例えばこちらの「BLUETTI EB70S」では、AC出力だけではなく、DC出力、USB-C、USB-A、シガーソケット、ワイヤレス充電まで対応できます。
それぞれの出力ポートの種類や数もポータブル電源によって変わってくるので、ご自身が使用する電化製品に対して選ぶポイントとしてチェックしてみてくださいね。
電圧・周波数
電圧や周波数にも注意が必要です。
日本では、一般的なコンセントは電圧が100Vですが、周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzと多少の差があります。
周波数とは
・1秒間に繰り返す波の数のこと。
・単位は『Hz(ヘルツ)』
日本製の電化製品を使用する場合は問題ありませんが、海外の電化製品だと電圧や周波数が対応できない場合もあるので、使用する電化製品を事前に確認しておきましょう!
正弦波を選ぶ
「出力波形」にも要注意です。
出力波形とは
ポータブル電源に蓄えた直流を交流に変換されるインバーターから出力される電気の波形のこと
一般的なコンセントから出力されているのは、正弦波(純粋正弦波)と呼ばれる出力波形です。
ですので、「正弦波(純粋正弦波)」を選びましょう。
注意
中には、安くて小型化しやすい矩形波や修正正弦波のポータブル電源もありますので要注意です。
電池の種類
ポータブル電源は、「リチウムイオン電池」を使用しています。
リチウムイオン電池にはいくつか種類があり、従来は『三元系』といわれるリチウムイオン電池が主に使用されていました。
しかし、三元系は熱暴走を起こした後に異常発熱や発火が起こる可能性もあり、実際に毎年何件かポータブル電源の火災が起きています。
関連記事:ポータブル電源を買ってはいけない理由とは後悔しないために【これだけは気を付けて】
しかし、近年は電動工具や電気自動車などで使用されている『リン酸鉄系』の使用に切り替えているメーカーも増えており、リン酸鉄リチウムイオン電池は、熱暴走を起こしたとしても、異常発熱や発火の可能性が極めて低く、安全性が高いことが特徴です!
その他の便利な機能
ポータブル電源はものによっては機能も異なり、便利さが変わってきます。
例えば、BLUETTIなどはワイヤレス充電が対応されているので、ケーブルを持って行かなくても手軽にスマホの充電が可能となります。
また、ポータブル電源自体を専用の「ソーラーパネル」で充電することにより、天気のいい日であれば充電が自然と確保できるようになります。
ポイント
災害時ではポータブル電源自体に給電できないのですが、ソーラーパネルがあれば電気に変えることができるので合わせて購入される方も増えてきていますよ。
EBL ポータブル電源 1000Wとソーラーパネル 200Wを紹介します。
夏冬キャンプのハードルが下がります。スマホやバッテリーを充電しました。
電気を使って食事を作れました。ソーラーパネルで充電しながら使えます。
詳細はこちらで公開しています。https://t.co/uFnydpy34o pic.twitter.com/K9I9EjI8Fa
— 休日やること@キャンプ (@KYarukoto) September 26, 2023
ポータブル電源を選ぶときの注意点
ポータブル電源の選び方をご紹介しましたが、注意事項もあるので要チェックです。
安全性に考慮されているか?
一番気を付けなければいけないのが「安全性」です。
メーカーによっては「防災安全協会推奨」や電池管理システム(BMS)の採用、各国の安全性に対するマークの取得など安全性に考慮しながら作られているものも多くあります。
正しいメーカーか?
数ある製品の中で、気にしていただきたいポイントが、どのようなメーカーか?ということです。
近年、ポータブル電源の市場が拡大していることをに便乗し、利益目的で安全性も確保しずらい製品を生みだしているメーカーもいるようです。
精密機器なので、初期不良のものが発生してしまう可能性はあります。
そういったケースや問い合わせしたい場合に、しっかりと日本語ですぐに対応してもらえるメーカーを選びましょう!
メーカーのホームページなどに問い合わせ対応がどうなのか記載されているので、必ずチェックしてみてくださいね。
注意
メルカリなどでもポータブル電源が売られていますが、万が一不具合が発生した時に問い合わせもできないので、中古品を購入することはおすすめできません。
高温多湿に注意
買った後の注意点にはなりますが、ポータブル電源は熱や寒さに弱いので、高温や多湿には充分に注意しましょう。
夏場の車内に置きっぱなしで火災となる事は想像できますが、室内でも直射日光に当たる場所や湿度の高い所に置くと、故障したりポータブル電源の寿命を縮めてしまう事にもなります。
25℃前後が適しています。
保管の際には十分に気を付けていきましょう。
アウトドアで使えるポータブル電源おすすめ7選
アウトドアで使えるポータブル電源のおすすめなもの7選をご紹介します。
ポータブル電源の人気上位ランキングに入っている安心・安全で便利なものです。
ご自身が使用するであろう電化製品の容量等も考えながらぜひ参考にしてみてくださいね!
ソーラーパネルも気になる方はセットで購入すると、単品よりもお安くなる場合もあります。
EcoFlow RIVER 2 Pro
EcoFlowは、安全性も保障され、今世界中から注目されているメーカーです。
特に、RIVER 2シリーズは、高い安全基準をクリアしているので、安心して使用できるのもポイントです!
最速充電速度に優れており、バッテリー寿命も約3000回と、毎日使用しても10年以上長持ちします!
ポイント
768Whの容量に対して7.8㎏という重さは、ほかの同じ容量のものに比べてもかなり軽いです。
そういった点では、持ち運びも便利であり1泊のキャンプなら容量も十分ですね!
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迷ったらコレ!あらゆる面で考慮された優れもの
EcoFlow DELTA 2
ファミリーキャンプや多めの容量を使用する方におすすめがこちらのDELTA 2です。
バッテリー容量1,024Whであり、AC6口を含む合計15ポートが備わっているのが特徴で、一般的な家電製品の90%以上を動かすことが可能です!
ポイント
大容量ですが、わずか50分で80%まで充電できるのもEcoFlowならではの技術です。
サイクル数も3000回と、安心して長く使用できるのもいいですね!
さらにエクストラバッテリーをつなぐだけで、容量が最大3,040Whとなり後から容量が足せるのもポイントです!
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日常、レジャーから緊急時まで これ1台でok!
Jackery ポータブル電源 300 Plus
世界中で人気でシェアNo1のJackery。
そんなJackeryですが、以前は「三元系」を使用していました。
ポイント
最近の新モデルは「リン酸鉄系」に切り替えており、寿命年数や安全性もさらに高まりました!
こちらはソロ用にピッタリなコンパクトで持ち運びも便利なサイズです。
288Whの容量に加えて、定格出力は300W(瞬間最大600W)までなので、電気毛布や扇風機、携帯の充電などにしっかりと対応できます。
サイズは約230 x 155 x 167mm となっており、重さも約3.75kgと軽いので、リュックでも持ち運べるところがポイントですよ!
\販売台数300万台+創立11年の実績/
信頼のあるJackeryもかなりおすすめです!
Jackery 1000 NEW
こちらは、Jackeryの1070Whの大容量と1500Wの定格出力が可能なポータブル電源です。
ファミリーで使用される方や、災害時にも役立つ安心容量です。
1000Whクラスの新たな定番のモデルです。
ポイント
リン酸鉄リチウムイオン電池使用で、なんとサイクル数は4000回という長寿命です!
\やはりJackeryなら安心感が違う!/
冬キャンプもこれさえあれば快適
関連記事:ジャクリのポータブル電源はキャンプにおすすめ?容量を選ぶコツやそれぞれの特徴をご紹介
BLUETTI AC70
こちらは、BLUETTIのAC70です。
768Whなので、色々な家電製品が使用できます!
BLUETTIは、近年かなり注目度が上がっているメーカーであり、元々電池の製造で実績を重ねていた実績から2013年に中国で設立しました。
日本法人もあり、カスタマーサポートでしっかりと対応してくれるので、安心して使用できますよ!
ポイント
数々の賞や特許も得ています!
レビューもかなり良く、使い勝手もいいことや、BLUETTIアプリで管理ができるのも特徴です。
関連記事:BLUTTIのポータブル電源のワイヤレス充電はおすすめ!対応機種6選と他メーカーもご紹介
\BLUETTIなら実績や信頼度も高い!/
アウトドアにちょうどいい容量
PowerArQ S7
男性だけではなく、女性にも人気のPowerArQ。
安心の国内メーカーということや、デザイン性にも優れています!
PowerArQも、「三元系」から「リン酸鉄系」に切り替えており、こちらもワイヤレス対応なのでとても便利ですよ!
サイクル数も3000回なので長寿命で長く使用できます!
ポイント
「PowerArQ S7」は-20℃まで対応できるので、雪中キャンプでも活躍できるのでおすすめです。
716Whという安心の容量です!
\アウトドアにマッチするデザイン性/
オシャレなあなたにおすすめ!
Anker 522 Portable Power Station
電気機器と言えばAnkerと思われるほど、人気のあるメーカーですよね。
こちらは、320Whという容量でコンパクトでソロ向けです!
ポイント
約21.6 x 21.1 x 14.4cmの大きさで重さも約3.9kgと、女性でも運びやすいのが特徴です。
リン酸鉄リチウムイオン電池使用で、サイクル寿命が3,000回以上と長寿命なのもポイントですよ。
\愛用者が多く信頼性の高いAnker/
長寿命で長く使おう!
まとめ
ポータブル電源があれば、アウトドアはさらに快適に過ごせるようになります。
冬や夏のキャンプ、車中泊での調理など楽しめる場や空間が広がることは間違えないですね!
アウトドアだけではなく、普段使いや災害時、停電時にも活躍できるので、心の安心のためにも持っていて損はないですね。