災害やアウトドアに大活躍のポータブル電源は特に、停電時でかなり役立ったという声も多いです。
ですが今では様々なメーカーからポータブル電源が販売されているので、どれを選んだらいいのか正直迷うところですよね。
あっちの方がよかった!という後悔にならないためにもぜひチェックしてみてくださいね。
「BLUETTI」と「jackery」を比較することで便利な点や違いが明確になりますよ!
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BLUETTIとjackeryを比較!それぞれの発祥地は?
BLUETTIとjackeryをさっそく比較していきましょう。
中国発祥のBLUETTIとアメリカ発祥のJackery。
当然ながら会社が全然違います。
BLUETTI
- 2009年に深圳でスタートしたパワーオークグループ
- 元々電池を製造していた経験から、電池セルの特性分類を得意としパワーオークは自社ブランドとなるBluettiを立ち上げた
- 日本法人は、2019年に設立し『パワーオーク社』と呼ばれ、神奈川県相模原市に本社がある
jackery
- 2012年アメリカ・カリフォルニアで「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」という、壮⼤なビジョンのもと誕生
- 2016年には、世界初となるアウドトア⽤ポータブル電源を発売
- 2018年には世界初のポータブルソーラーパネルを開発した
Jackeryは、日本大手メーカーの販売代理店で営業職を経験し、モバイルバッテリーに携わってきた孫 中偉氏が、2012年に創業。2014年にポータブル電源の開発を本格的にスタートしたベンチャー企業
出典:家電Watch
Jackeryは、中国の深センに自社工場を持っており、製品開発も自社で行なっています。そこが強みとも言えますね!
BLUETTIとJackeryを比較!特徴の違いを検証
BLUETTIとJackeryの特徴の違いをご紹介します。
大きな違いとして次の4点が挙げられます。
BLUETTIとjackeryの違い
- リチウムイオン電池(三元系とリン酸鉄)の違い
- ポータブル電源放電サイクル数の違い
- 軽さや持ち運びやすさの違い
- 見やすさ・ボタンの押しやすさの違い
リチウムイオン電池(三元系とリン酸鉄)の違い
ポータブル電源はリチウムイオン電池を内蔵していますが、多くのポータブル電源のリチウムイオン電池は「三元系」と呼ばれるものを採用しています。
しかし、近年ポータブル電源の安全性に対してかなり注目されています。
なぜならポータブル電源が原因で火災となった事例も年に何件か起きているからです。
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近年多発しているポータブル電源の不慮の事故の原因となっている「異常発熱による発火」ですが、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用することにより発火、ガスが非常に起こりにくいと言われています。
コバルト酸リチウムや三元系材料は220℃以上で熱分解を起こし危険性が高いとされていましたが、リン酸鉄リチウムはリン(P)と酸素(O)の結合が強く安定しているため600℃まで熱分解が起こらないことが確認されています
このことから、リン酸鉄リチウムイオンの特徴はこちらです。
リン酸鉄リチウムの特徴
- 発火や熱暴走が起きにくい
- 衝撃に強い(発火する可能性が極めて低い)
Jackeryの製品はまだ、三元系を採用しているポータブル電源がありますが、BLUETTIはどの製品でもリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
今からポータブル電源を購入される方は、三元系よりもリン酸鉄リチウムイオン電池をおすすめしますが、BLUETTIはどの製品を選んでも熱安定性が非常に優れているのが特徴です。
Jackeryの場合は一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品認証を取得し、PSEマーク、「UN38.3」(国連特別輸送試験)の認証も取得されているのでかなり安全性に配慮して作られています。
また、現在Jackeryも三元系からリン酸鉄系を採用しているポータブル電源が増えてきています。
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ポータブル電源のサイクル数(寿命の目安)の違い
BLUETTIとJackeryでは、サイクル数(寿命の目安)も大きく異なってきます。
サイクル数とは?
充電と放電を1セットとして、何回充放電を繰り返すことができるかという回数を表し、ポータブル電源の寿命の目安となります。
例えば同じくらいのバッテリー容量である『Jackery 708w』が約500回に対し『BLUTTEI EB70S』が約2500回です。
例えば1週間に2回使えば、Jackeryは約5年もちますが、BLUETTIは1週間に5回使用しても約9年は持ちます。
一般的に、ポータブル電源の寿命は6年~11年といわれているので、10年以上持たせたい方やこまめに使う方はサイクル数が多い方がいいかもしれません。
サイクル数の違いとしてはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用していることにより、長寿命を実現できています。
こうしたことから、BLUETTIもかなり注目が浴びています!
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ただ、Jackeryもリン酸鉄系を採用しているポータブル電源が増えてきているので、使う頻度が多い方やより長く使いたい方は『サイクル数』にも注力しましょう。
Jackery | BLUETTI | ||
商品名 | サイクル数 | 商品名 | サイクル数 |
Jackery Explorer 100 Plus | 2000回 | BLUETTI EB70S | 2500回 |
Jackery ポータブル電源 240 | 500回 | BLUETTI EB55 | 2500回 |
Jackery ポータブル電源 240 New | 4000回 | BLUETTI EB3A | 2500回 |
Jackery ポータブル電源 300 Plus | 3000回 | BLUETTI AC2A | 3000回 |
Jackery ポータブル電源 400 | 500回 | BLUETTI AC60 | 3000回 |
Jackery ポータブル電源 600 Plus | 4000回 | BLUETTI AC50B | 3000回 |
Jackery ポータブル電源 708 | 500回 | BLUETTI AC70 | 3000回 |
Jackery ポータブル電源 1000 | 500回 | BLUETTI AC200MAX | 3500回 |
Jackery ポータブル電源 1000 Plus | 4000回 | BLUETTI AC200L | 3000回 |
Jackery ポータブル電源 1500 | 800回 | BLUETTI AC240 | 3500回 |
Jackery ポータブル電源 2000 Pro | 1000回 | BLUETTI AC180 | 3500回 |
Jackery ポータブル電源 2000 Plus | 4000回 | BLUETTI AC180T | 3000回 |
BLUETTIとjackery軽いのはどっち?持ち運びやすさの違い
BLUETTIとjackeryの大きな違いは、「大きさと重さ」です。
『Jackery 708w』と『BLUTTEI EB70S』では、『Jackery 708w』の方が一回り小さく、軽いのが特徴です。
これは三元系リチウムイオン電池かリン酸鉄リチウムイオン電池の違いでもあります。
リン酸鉄リチウムイオンの性質上、安全性は高いもののエネルギー密度が低いのでどうしても大きさや重さは重くなってしまう
とはいえ、車での移動や車中泊の場合はそんなに気にすることでもないかもしれません。
ちなみに、「Jackery708Wh」と「BLUETTI EB70S」では3㎏くらいの違いがありました。
容量によって重さが変わってきますが、同じくらいのバッテリー容量でも製品によって差はありますね。
【Jackery 708W】
出典:jackery
容量 | 708Wh |
定格出力 | 500W |
重量 | 6.8㎏ |
サイズ(横×奥行×高さ) | 299.7*191.5*190.5mm |
動作温度 | -10℃~40℃ |
保管温度 | ‐10~40℃(炎天下の車内で保管しないでください) |
充電 | コンセント約5時間、シガーソケット約13時間 |
【BLUETTI EB70S】
容量 | 716Wh |
定格出力 | 800W |
重量 | 9.7㎏ |
サイズ(横×奥行×高さ) | 320*217*222mm |
動作温度 | -20℃~40℃ |
保管温度 | 0℃-40℃ |
充電 | コンセント約4時間くらい(自身で測った記録) |
持ち運ぶ際にに限られたスペースしかない場合は、大きさも確認しながら選ぶようにしましょう。
USB-C,USB-AやAC出力の数の違いもありますよ。
ワット数に限りがあるので一度に使用できるものは限られますが、携帯電話を一度に2個充電したい場合などはたくさんあった方が便利かもしれません。
ポート数や種類は製品によって異なりますので、どれくらいのポート数があるかや容量も必ずチェックしましょう。
見やすさ・ボタンの押しやすさの違い
『Jackery 708W』と『BLUETTI EB70S』を比較して感じたことが画面の見やすさです。
液晶画面に入出力電力やバッテリー残量が表示されますが、見やすいのは『BLUETTI』だと感じました。
しかし、ボタンが押しにくいのが残念なところです。
ただ、ライトがついているので夜寝るときに一時的に明るさが欲しい時など大変便利です。
BLUETTI EB70Sはワイヤレス対応
BLUETTI製品の中にはワイヤレス対応のものもあります。
『BLUETTI EB70S』もワイヤレス充電対応ですので、ポータブル電源の上に置くだけで充電ができるので大変便利です。
スマートフォン用の充電コードを持って行かなくてもすみますし、寝ている間に充電すれば朝には充電が完了しているので置くだけで充電できるワイヤレスはとても画期的です。
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BLUETTIとjackery信頼性が高いのはどっち?
やはり圧倒的な信頼性がJackeryにはあります。
世界各国で販売され、10年間で世界累計販売台数が200万台以上突破という記録は、Jackeryだからこそだと思います。
満足度が高い証ですね!
また、種類が多いのもJackeryの特徴です!
また、しっかりとした保管方法をすれば寿命を延ばすことも可能です。
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ただし、BLUETTIも世界70以上の国と地域で販売されており、売上も年々上昇し需要が高まっていることから信頼性が高まっているといえます。
圧倒的な信頼感があるJackeryと、今後さらに注目されていくであろうBLUTTI。
それぞれの特徴やご自身で重要なポイントを見つけながらアウトドアや災害時に活かしていきたいですね!
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BLUETTIとjackeryを比較!どこが違うの?まとめ
今最も注目されているポータブル電源、BLUTTIとJackery。
最大の違いはBLUETTIは「リン酸鉄系」と呼ばれるリチウムイオンでありJackeryは「三元系」と呼ばれるリチウムイオンです。
また、サイクル数の違いもありますが、BLUETTIはサイクル数が多いが大きめで重たいという特徴があります。
ご自身の重視するポイントを見つけながら、最適なものを選んでいきましょう!