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車中泊でエアコンをつけっぱなしはダメ?3つの理由とおすすめ方法

車中泊にエアコンをつけっぱなしはダメ?

車一台で、旅行や釣りアウトドアを楽しめる車中泊。

 

ホテル代やキャンプ泊よりも経済的で、駐車スペースやキャンプ場などに停めた車で寝泊まりできることからとても注目されています。

 

ところで車中泊をするときってエアコンをつけっぱなしにするのは大丈夫なの?

 

このような疑問にお答えします。

 

暑い夏や寒い冬は、エアコンがあるのかないのかで、快適さが変わってきますよね!

 

しかし、エアコンをつけっぱなしにすると何が起こるかをしっかり理解しておかないとトラブルにもなりかねません。

 

車中泊をこれから楽しみたい方、エアコンのつけっぱなしはどうなのかしっかりと知りマナーを守って快適に過ごしましょう!

 

\車中泊にあるとかなり便利なポータブル電源/

EcoFlow(エコフロー)

車中泊でエアコンをつけっぱなしはダメ?

車中泊でエアコンをつけっぱなしはダメ?

快適な車中泊を過ごすためにも、温度管理は大事ですよね。

 

特に夏場はエアコンがないと暑くてたまりません。

 

そこで、車中泊でも車のエアコンを使いたいところですが、エアコンのつけっぱなしはNGです!

 

なぜだめなのか、それには3つの理由があります。

 

一つずつみていきましょう。

①環境的問題

エアコンつけっぱなしNGの理由①環境的問題

エアコンをつけっぱなしがNGな原因として環境への悪影響があげられます。

 

エンジンがかかった状態では排気ガスが排出されているままなので、エンジンのかけっぱなしはよくありません。

 

このように、エンジンをかけた状態のまま停車していることつまり、アイドリングですが、コンビニなどすぐ用事が住むような場所でも、『アイドリングストップ』が推奨されていますよね。

 

ですので、車中泊でもエアコンのつけっぱなしは基本的にNGです。

 

ただ、電気自動車(EV)で音が静かな場合を除きます。

 

②周りの人達の迷惑になる

エアコンつけっぱなしNGの理由②周りの人達の迷惑になる

車中泊をしている間、エアコンをつけっぱなしにしていると音がうるさく、周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。

 

その理由として、『音がうるさくて眠れない』といったトラブルにもなりかねません。

 

自分がやられたら嫌だなと思う行為や相手の立場になって考えるようにしましょう!

③バッテリーへの影響

エアコンつけっぱなしNGの理由③バッテリーへの影響

よく、エンジンをつけっぱなしにするとバッテリーが上がるのではないかと心配される方もいらっしゃいます。

 

エンジンをかけた状態でしたら、オイルネーター(自動車の中で使われる電気を生み出すためのパーツ)によりエンジン動力によって回転することで発電してくれますが、走行中とアイドリング状態の場合では発電量は変わってきます。

 

長時間のアイドリングやエアコン、オーディオ、ライトなどをつけっぱなしにしていると使用量が発電量を上回ってしまう可能性がありますよ

 

そのため長時間アイドリング状態にしておくと、バッテリーが上がってしまう可能性は十分にあります。

 

すぐに上がることはありませんが、こういった面も考えるとエンジンのつけっぱなしは好ましくありませんね。

 

車中泊でバッテリーが上がってしまうとどうなる?

車中泊でバッテリーが上がってしまうとどうなる?

車中泊をしていてバッテリーが上がってしまうとどうなるのでしょうか?

 

まずはバッテリーが上がるとこのような症状となります。

 

ポイント

  • エンジンがかからない
  • 車内の全ての電気製品(パワーシート、オーディオ、リモコンキーなど)が動かない
  • ライトやランプが点灯しない

 

バッテリーが上がってしまった場合、正しい対処法が分からず無理にご自身で対処せず落ち着いて以下のような対応をしましょう。

 

また、エンジンスタートを何度も試みるほどエンジンがかかりずらくなります。

これは、エンジンをかける際に動作するセルモーターは大量の電力を消費するため、バッテリーに負担がかかってしまいます。

 

数回試してエンジンがかからないのなら、エンジンスタートをやるのを諦めましょう。

 

ロードサービスを呼ぶ

バッテリーが上がってしまったら、ロードサービスを呼ぶことをおすすめします。

 

場所にもよりますが、1時間前後で来てくれるケースが多いので落ち着いて待ちましょう。

 

また、加入している任意保険のロードサービスの場合、無料で対応してくれる場合も多いので事前に加入している保険の内容をチェックしておくことが大切です。

 

また、JAF会員の場合も昼間の応急始動作業であれば無料で対応してくれます。

 

JAFの会員ならバッテリーだけではなく燃料切れやタイヤのパンク時、故障車けん引(20㎞まで)など万が一の場合でも無料で対応してくれます。

 

様々なケースに対応できるのは安心ね!

 

JAF公式サイト

 

車のエアコンをつけっぱなしにできない!対処法とは

では、実際に車のエアコンをつけっぱなしにできない場合はどうすればいいのでしょうか?

 

それは、電化製品を活用することです。

 

おすすめの方法

  • 扇風機をかける
  • ポータブルクーラーを使う

 

詳しく解説していきます。

 

扇風機をかける

窓を開けて扇風機をかける

まずは、暑い時期におすすめの持ち運びやすい扇風機を活用する方法をお伝えします。

 

扇風機のメリットは直で風に当たることが出来ることです。

 

また、どのご家庭にもあるので新たに購入しなくてもすみますね!

 

でも、電源はどうすればいいの?

 

電源はポータブル電源を使用できますよ。

 

ちなみにポータブル電源があれば冬場も電気毛布が使えるので夜も快適に寝られるようになります。

関連記事:ポータブル電源の使い道は?普段使いおすすめ3選・長期保管のポイントご紹介

 

 

ちなみに、扇風機は家庭用だけではなく、充電式でコンパクトですが強力な扇風機もあります!

 

コンパクトサイズでも部分的に風を直で当てられるので、大変便利です。キャンプやご家庭でももちろん活用できます。

キャンプの扇風機はどっちがいい?クレイモアとルーメナーの比較

 

充電式の扇風機は見た目もかっこよく機能性も抜群なクレイモアやルーメナーがおすすめです。

関連記事:クレイモアfanV600+をレビュー!V600との違いは?ルーメナーとの比較も徹底解説

クレイモアfanV600+をレビュー!V600との違いは?ルーメナーとの比較も徹底解説

続きを見る

 

ちなみにコンパクトな扇風機なら、充電がなくなってもモバイルバッテリーで給電が可能です。

 

ただ、扇風機のデメリットとしては、冷房なしでの扇風機だけではそこまで涼しくならないことです。

 

最高気温が30度以上となってしまう日は、扇風機だけでは厳しいです。

 

夜寝ている時はいいかもしれないけど、日中は扇風機だけでは暑そうだよね

 

そこで、おすすめなのがポータブルクーラーを使用することです。

 

ポータブルクーラーを使う

 

車中泊をよくされる方はポータブルクーラーがあれば夏場でも快適に過ごすことができます。

 

普通のエアコンとはどう違うの?

 

ポイント

  • 持ち運び可能なクーラーのこと。
  • エアコンと仕組みは同じで冷媒や熱交換器を用いて冷たい空気を送り出すもの。
  • 工事が不要で室外機もいらないのが特徴。

 

持ち運びが可能なクーラーなので車中泊だけではなく、テント泊やご自宅でも使用できるのがいいですよね!

 

ちなみに、スポットクーラーとも呼ばれています。

 

ポータブルクーラーのメリットを詳しく解説していきます。

 

ポータブルクーラーのメリットとは

ポータブルクーラーのメリットとは

ポータブルクーラーのメリットをご紹介します。

 

なぜポータブルクーラーが車中泊に向いているのかがわかりますよ。

 

工事が不要で室外機もいらない

通常のエアコンでは、工事が必要となり室外機も必須となります。

 

しかし、ポータブルクーラーはそういった工事や室外機も不要です。

 

また、エアコンよりもコンパクトなものが多いので持ち運びができます。

 

中には室外機付きのものもありますが、いらないものが多くホースから排熱して暖かい空気を外へ出します。

 

エアコン ポータブルクーラー

出典:AIRIS OHYAMA

 

エアコンと仕組みは同じですが、排熱吹き出し口からは冷風を、排気口からは温風を逃してくれるので涼しいと感じられます。

 

エアコンよりも安く購入できる

通常のエアコンは安くても数万円から10万円以上の価格のものが多いですよね。

 

それにプラスで設置工事がかかってしまいます。

 

しかし、ポータブルクーラーなら2万円くらいから高くても10万円かからないものが大半です。

 

エアコンよりもリーズナブルで購入できることもメリットですね。

 

エアコンが設置できない室内でも活躍できる

ポータブルクーラーは持ち運ぶためだけではなく、エアコンを設置できない場所でも活躍できます。

 

壁に穴をあけたくない場合や工事ができない時でもポータブル電源があれば置くだけなので簡単です。

 

 

エコフローのポータブルエアコンでしたら、冷暖房機能がついているので冬場でも利用できます。

 

次にポータブルクーラーのデメリットを見ていきましょう。

 

ポータブルクーラーのデメリットとは

ポータブルクーラーのデメリットとは

ポータブルクーラーにもデメリットはあります。

 

デメリットもしっかりと抑えておきましょう。

 

エアコンよりも涼しさが劣る

ポータブルクーラーもエアコンも仕組みは同じですが、エアコンは広範囲に冷やせますがポータブルクーラーは部分的です。

 

また、ポータブルクーラーはエアコンのように温度の調整が細かくできません。

 

ポータブルクーラーの風量は調節できても、冷却機能が調節できないことや

部屋のどこでも涼しさを感じられるエアコンとは違う点は理解しておきましょう。

 

ただ、車中泊のような狭い空間でしたら充分に機能は発揮されます。

 

場所をとられる

車中泊のような限られた空間の中でポータブルクーラーを置くことになるので、ある程度の場所の確保は必要です。

 

場所がとられたくない方は卓上型のクーラーもあるのでそちらをおすすめします。

 

また、こちらはUSB充電式なのでモバイルバッテリーがあれば充電もできます。

 

 

電気代が高い

エアコンと違い本体は安いのですが、電気代はポータブルクーラーの方が高くなります。

 

広範囲に涼しくなるエアコンですが、自動運転機能もあるので節電に繋げられます。

 

同じ時間使用してもポータブルクーラーとエアコンを比較するとポータブルクーラーの方が10%~30%くらい前後電気代が高くなるようなイメージです。

(製品によって異なるので一概には言えません)

 

毎日長時間使用する場合はやはり、エアコンの方がおすすめですが、車中泊で使うくらいならそこまで気にしなくてもいいかもしれません。

 

音がうるさい

ポータブルクーラーは音が大きいこともデメリットとして挙げられます。

 

これも製品によっては音が小さめなものもありますが、少なくてもエアコンよりはうるさいということも知っておきましょう。

 

音に対して敏感な方も、ストレスを感じてしまうかもしれません。

 

こういったデメリットがありますが、それ以上に涼しさを求める方にはポータブルクーラーはおすすめです。

 

関連記事:ポータブルクーラーは車中泊に向いている?排熱方法やおすすめ3選ご紹介

 

これがあるだけで、エアコンをつけなくてもかなり快適な車中泊が楽しめます。

 

ポータブルクーラーおすすめ

ポータブルクーラーおすすめ

最後に数あるポータブルクーラーですが、口コミもよくおすすめなものをご紹介します。

 

ポータブルクーラーを検討される方は参考にしてみてくださいね。

 

EcoFlow WAVE 2

出典:公式サイト

エコフローのWAVE2がおすすめです。

 

他のポータブルクーラーと比べてお値段が高めですが、冷房だけではなく暖房機能もついているので、冬場でも快適に過ごすことが出来ます。

 

WAVE2の特徴として複数のモード選択やアプリでの制御ができるので遠隔操作も可能です。

 

おやすみモードでは動作音が44dBとなっているので音も静かであり、省エネモードでは最長8時間稼働します。

 

車内で使用しましたが、湿気が減って快適に感じます。

排水用の容れ物は大きめの物を用意しておいた方が良い。 冷却能力はそれなりに高いので普通車くらいの広さなら能力的には充分かと思います。

 

公式サイトはコチラ

 

EENOUR ポータブルエアコン PA600

 

EENOUR(イーノウ)は、ポータブル電源と発電機を中心に、携帯性の高い冷温冷蔵庫、ポータブルエアコンなど電源を使った電気製品の開発をしているメーカーです。

 

こちらも数々のYouTuberさんに取り上げられるほど人気のあるポータブルクーラーです。

 

音の不快感は人によって異なりますが、タイマー機能がついていることや涼しさはかなり感じられるようです。

思っていたよりよく冷え、音も静かです。

冷たい風がでてとても冷えます。 ただ、バッテリー容量をとても使います。 排気の空気をしっかりとしないと意味が無いので注意です!

 

ナカトミ(NAKATOMI) スポットクーラー ポータブルエアコン(冷房/暖房)

 

 ナカトミのポータブルエアコンは冷暖房機能掲載で12~25℃までの設定が可能となっているので一年中使えます。

 

除湿・送風もついているので、湿度が高い時などにも活躍できます。

 

重量が22㎏あるので持ち運ぶ際は力が要りますが、キャスター付きなので移動はしやすくなっています。

 

小型な割には、しっかり冷える頼もしい機能がすごいです

冷蔵性能は強力では無いですが、私としては十分でした

 

エンジンを切ることは大切ですが、熱中症にならないようにうまく電化製品も活用していきましょう

 

車中泊でエアコンをつけっぱなしはダメ?まとめ

車中泊でのエアコンのつけっぱなしは、基本的にはNGです。

 

3つの理由

・環境的問題

・周りの人達の迷惑になる

・バッテリーへの影響

 

エンジンを切り、夏場はポータブル電源+扇風機やポータブルクーラーを上手く活用しましょう。

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れっか

キャンプ歴4年目のれっかです。おすすめのキャンプ用品やレビュー、災害時にも役立つポータブル電源の詳しい情報も発信しています! ファミキャンも好きですが、バイクで行くソロキャンで独り時間も楽しんでいます♪

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