キャンプで食べる炊きたてのご飯って格別に美味しいですよね。
でも、ご家庭の炊飯器と違ってしっかりとしたやり方をしないと失敗してしまうこともあります。
せっかく炊いたご飯が硬くなってしまったり、焦げてしまうことは避けたいですよね。
これからキャンプを始める方や美味しくご飯を炊く簡単な方法が知りたい方は失敗しない為にもぜひチェックしてみてくださいね!
キャンプでごはんを炊くと、だいたい失敗するんだよなー。
— 325 (@tanoshiikoto) September 11, 2022
キャンプでご飯を炊く簡単な方法とは?
キャンプでご飯を炊く簡単な方法をご紹介します。
初心者さんでも失敗しない方法は「メスティン」を使用することです。
アルミ飯盒である『メスティン』は熱伝導率もよく簡単にすぐに炊くことができます。
お米を炊飯器で炊くと、40〜50分くらいかかりますが、メスティンを使用すれば炊く時間が15〜20分で出来ます。
また、炊き方としてはアルコールで炊く方法と固形燃料を使った方法があります。
固形燃料なら、火加減も調整する必要がなく固形燃料が燃え尽きるまで放置でOKなので失敗するリスクがかなり減ります。
キャンプでのご飯の炊き方【メスティン】
では、キャンプでメスティンのご飯の炊き方をご紹介します。
まず、メスティンのサイズですが、小さいサイズと大きいサイズがあります。
- 小さいものなら1.5合(ぎりぎり2合)
- 大きいものなら2.5合(ぎりぎり3合)まで炊くことができます。
人数や食べる量に合わせて用意しておきましょう。
【固形燃料で炊く場合に用意するもの】
- 水
- お米
- メスティン
- 固形燃料
- 固形燃料バーナー
固形燃料や固形バーナーはアウトドアショップやダイソー、ワークマンなどでも売っていますよ。
お米と水の量
- お米1合(180ml)=水200ml
- お米1.5合(270ml)=水300ml
- お米2.0合(360ml)=水400ml
- お米2.5合(450ml)=水500ml
- お米3.0合(540ml)=水600ml
あくまで目安ですので、ご自身のお好みの硬さや使う道具によって水分量を調節しましょう。
メモリのあるメスティンを使えばわざわざ軽量カップを使わなくても大丈夫です。
【メスティンで炊く手順】
- お米一合(180ml)に対して水200mlをメスティンに入れ30分~1時間ほど漬ける(冬は長め)
- ポケットストーブの上に蓋を閉めたメスティンを乗せて固形燃料をセットして火をつける
- 火が燃え尽きるまで待つ
- メスティンをひっくり返してタオルに包み、20分ほど蒸らす
ちなみに、風の影響を受けると上手く炊けない場合があるので、風防をするなど対応しましょう!
これなら放置していても自然と火が消え、そのころには炊きあがるので簡単で美味しく炊けます。
実は初めて固形燃料でご飯炊く#メスおじ研究室 pic.twitter.com/qkdRSLlZgy
— しぼめう (@s_dm_u) May 2, 2022
初心者さんはまずこの方法でご飯を炊かれる方が多いです。
慣れてくると今度はバーナーやアルコールストーブ、焚き火などで炊くのもおすすめです。(コンロでもできますよ)
【バーナーやアルコールストーブのやり方】
- お米一合(180ml)に対して水200mlをメスティンに入れ30分~1時間ほど漬ける(冬は長め)
- ふたを閉めたメスティンを15~20分加熱し、吹きこぼれてきたら火を弱める。(蒸気で蓋が持ち上がってしまう場合はふたの上に重しを乗せる)
- ぱちぱちと音がし始めたら火を止める
- メスティンをひっくり返してタオルに包み、20分ほど蒸らす
いずれにしても、炊く前に30分~1時間浸水をし、炊いた後はしっかりと蒸らしましょう。
メスティンを始めて使用する前にやる工程
メスティンを始めて使用する前にはやらなければならない工程があります。
それが、「バリ取り」と「シーズニング」です。
バリ取りとは、メスティンの本体や蓋の突起やギザギザしている部分をやすりで削り滑らかにすることで、シーズニングはメスティンの表面に膜を作り焦げや変形をしにくくしアルミ臭をなくす大事な工程となります。
【バリ取りのやり方】
- 軍手をつけ、やすりでメスティンの本体と蓋を削る
- 荒めのやすりで削った後に細かいやすりで仕上げる
- 流水ややわらかいスポンジで削りかすをおとす
注意
均等に削らないと蓋が閉まらなくなる場合があるので、縁部分に対して並行に削るように意識してやること
【シーズニングのやり方】
- ハンドルを取り外す(ゴムの部分の劣化を防ぐため)
- 中性洗剤を使って汚れを洗い落とす
- 米のとぎ汁をメスティンがつかるくらいの鍋に入れて煮る
- 研ぎ汁が沸騰してきたら弱火にして15~20分ほど煮込み、水で洗い流す(ここは水洗いのみ)
メスティンのおすすめ商品をご紹介
2020年からのキャンプブームで一時、メスティンが店舗から消えるといったことが起こりました。
キャンパーさんは1人1つは持っているといってもいいくらいですね。
そんなメスティンですが、様々なメーカーから出ているのでご自身が好きな大きさやデザインのものを選びましょう。
ちなみに、メスティンはお米を炊くだけではなくおかずも作れるので、大変便利です。
ご飯を炊きながら他のメスティンで調理ができるので、それに合わせて大きさも選ぶといいですよ。
trangia(トランギア) メスティン TR-210 【日本正規品】
メスティンと言えば、trangia(トランギア)が有名です。
トランギアとは
トランギアは1925年にスウェーデンで創業された伝統あるメーカーで、トランギアを代表するストームクッカーは、開発、改良を続けること60年が経過しており世界中から愛されています。
高品質なアルミニウムを使用したシンプルで機能的かつ実用性の高いものを多く生み出しているトランギアのメスティンだからこそ、多くのキャンパーさんから支持を得ています。
trangia(トランギア) ラージメスティン
トランギアのラージメスティンです。
ふたの閉まりが良く、耐久性が強く長く愛用できると口コミレビューも高く 、安心して使用できます。
様々なメスティンが出ていますが、本家であるトランギアが良いという方はやはり多い印象です。
スケーター (skater) メスティン
スケーターメスティンの最大の特徴は、シーズニングが不要なことです。
アルマイト加工が施されているためシーズニングの手間をかけずにすぐに使えることや底が広く炊きやすいという声も多いことから、初心者さんに特におすすめです。
ちなみにスケーターは生活用品やキッチン用品、お弁当箱、キャラクター物のグッズなどお子さんから大人までが楽しめるデザインにもこだわった用品を扱っている総合ファブレスメーカーです。
リーズナブルな価格で購入できることもポイントですよ。
また、正規にこだわらない、とにかく炊ければいい!という方に、メステイン自体もダイソーで売っています。
500円という安さで手に入れることもできます。
メスティンはご飯を炊くだけでなく、色んな調理ができレシピも豊富なので持っていてすごく便利なものです。
キャンパーさんで持っていない方の方が少ないくらい万能なのでぜひ試してみてくださいね。
キャンプでのご飯の炊き方【ライスクッカー】
メスティン以外でご飯を炊く方法は、ご飯を炊くことに特化した『ライスクッカ― 』を使用することです。
ご飯を炊くときに大事なのが水加減と火の加減ですが、調理道具によって厚みや熱伝導率も変わってくるので、意外と難しいのです。
そこでご飯を炊くことに特化しているライスクッカーを使用することで、初心者さんでもしっかりと炊くことが出来るようになります。
ライスクッカーに似ているものとして、飯ごうがありますがライスクッカーの方が「鍋が厚めに作られている」ので失敗しにくいのが特徴です
ライスクッカ―のおすすめポイント
- 水やお米を入れる線が書いてあるので(炊飯器みたいに)水加減に失敗しない
- 自分の好きな固さで炊ける
- 炊き方も3ステップでとても簡単
お好みの硬さに調整できるのもいいですよね!
やり方も簡単です。
【ライスクッカーでご飯を炊く手順】
最初は強火にかける
蓋が『カタカタ』となりだしたら弱火にする
湯気が出なくなったら火からおろす
完全自動炊飯ではないので火力の調整は必要ですが、やり方自体はとても簡単なので初心者さんでも楽々調理できますよ!
おすすめのライスクッカーは下記の通りです。
ユニフレーム(UNIFLAME) コーティングなし
初心者さんでも使いやすいと人気のユニフレームのクッカーです。
ご自宅でも使用している方も多いので一石二鳥ですね。
コールマン(Coleman) アルミライスクッカー 3合
アウトドア用品で人気のコールマン。
コールマンのライスクッカーは短時間で炊くことができ、吹きこぼれも少ないと好評です。
飯盒よりも炊きやすく、美味しく仕上がるとの声も多数あるので、ライスクッカーで迷われている方はこちらもおすすめですよ。
UNIFLAME(ユニフレーム) ごはんクッカープラス
ユニフレームのこちらのライスクッカーは、ソロキャンプにもピッタリで、フライパンもついているのでコレがあればご飯を炊きながらおかずも作れるので一石二鳥です。
ご飯も美味しく炊けると好評で、ユニフレームが好きな方やシンプルなデザインをお探しの方におすすめです。
キャンプでのご飯の炊き方【炊飯器】
ご飯は炊飯器で炊きたい!という方も実は『ポータブル電源』を使用することでキャンプ場でも炊飯器で炊くことができます。
普段使っている炊飯器なら気軽にできますし、大人数の場合は特にいっぺんに炊けるので便利ですね。
電源が必要なので電源サイトのキャンプ場を予約するか、ポータブル電源を使えば場所を問わず使えるのでキャンプだけではなく車中泊でも活躍できます。
ポータブル電源は、キャンプや車中泊にはもちろん災害にも役立つ優れもので、近年さらに注目されています。
ポータブル電源は扇風機や電気毛布など様々な家電製品が使用できるので、真冬や真夏のキャンプにも欠かせないアイテムです!
>>参考記事:ポータブル電源の使い道は?普段使いおすすめ3選・長期保管のポイントご紹介
ポータブル電源の使い道は?普段使いやキャンプ・車中泊活用方法をご紹介!
続きを見る
キャンプにおすすめな炊飯器はこちらです。
[山善] 炊飯器 0.5~1.5合マイコン式 小型
こちらは人気の山善の小型炊飯器です。
価格もリーズナブルですが、しっかりと美味しく炊けると好評です。
ご飯だけではなく低音調理もできるので、料理のレパートリーが増えるのもポイントです。
1人暮らしの方は普段使いもできますし、3合や5.5合も選べます。
雑貨の国のアリス 車載炊飯器 12v24v兼用 炊飯器
最大2合炊きができるこちらの炊飯器は、ご飯を炊くだけではなく「標準・早炊き・蒸す・玄米・おかゆ・ケーキ・再加熱」の7つの役割を果たしてくれます。
ご飯が炊けると自動で保温に切り替わるので、すぐに食べられなくても安心できます。
また、レビューも良く、買ってよかったという方も多くシガーソケットでできるので車中泊にもおすすめですよ。
キャンプでお米はどうやって持って行くの?
キャンプでお米を持って行く方法
- おうちにあるお米を持っていく方法
- 無洗米を持っていく方法
大きくこの二つが上げられますが、詳しくはこちらで解説しています。
>>参考記事:キャンプにお米を持っていく方法は?事前準備で簡単に美味しく炊こう
炊いたご飯を持って行くという方もいますが、できれば現地で炊きたての美味しいごはんが食べたいですよね!
キャンプのお米の炊き方簡単な方法まとめ
キャンプでご飯を炊くときに使用するのは
✅メスティン
固形燃料(完全自動炊飯)やアルコールストーブで炊く
✅ライスクッカー
水加減に失敗しにくい
✅炊飯器
電源サイトやポータブル電源を使用する
キャンプでも美味しくご飯が炊けるようになるのでぜひ試してみてくださいね!