近年キャンプブームや防災意識が高まるなか、モバイルバッテリーやポータブル電源にも注目が集まっています。

そこで、モバイルバッテリーとポータブル電源の違いやそれぞれの使い方もお伝えしていきます。

これを読むことでわかること
✅モバイルバッテリーとポータブル電源の違いがわかる
✅モバイルバッテリーとポータブル電源の使用方法がわかる
✅おすすめのポータブル電源がわかる


モバイルバッテリーとポータブル電源の違いとは?

モバイルバッテリーとポータブル電源の違いとは?
モバイルバッテリーやポータブル電源とは、本体に内蔵されたバッテリーに電気を蓄えて、外部の機器に給電するもののことです。
どちらも充電してある電力を他の製品へ通電することは同じですが、貯めておける量と出力する端子に違いがあります。
モバイルバッテリー
- 10000mAhから30000mAhくらいまでの電力をUSBケーブルで出力できる
- iPhone14シリーズで一回の充電ができるくらい
見出し(全角15文字)
- 数万から数十万mAhもの電力を家庭用コンセントのプラグとして出力できる
- 扇風機や電気毛布、小型冷蔵庫など使用できる

電源 | 使える用途 |
モバイルバッテリー |
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ポータブル電源 |
|
モバイルバッテリーについて詳しくはこちら
>>参考記事:キャンプでの充電ってどうする?携帯やランタンの充電にはこれが便利!
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キャンプでの充電ってどうする?携帯やランタンの充電にはこれが便利!
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ポータブル電源とモバイルバッテリーはどっちが便利?

ポータブル電源とモバイルバッテリーはどっちが便利?
モバイルバッテリーはスマートフォンやゲーム、ノートPCの充電がメインですが、ポータブル電源は一般家電を屋外で使用できることがわかりましたね!
家電を使用できるということは、キャンプ時に外で家電を使用し調理ができるほか、災害の際に停電してしまっても活躍できます。


また、同じようなものに発電機があります。
ポイント
発電機はガソリンですがポータブル電源は内蔵バッテリーで充電や給電をするのでより静かで一般家庭でも使いやすい
発電機との違いについて
>>参考記事:ポータブル電源と発電機の違いは?メリットデメリットをわかりやすく解説
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ポータブル電源と発電機の違いは?メリットデメリットをわかりやすく解説
続きを見る
災害時はもちろんですが、キャンプで快適に過ごすためにもポータブル電源が大活躍しています!
とくにファミリーや車中泊、冬キャンプを楽しむ方は使用している方が多いです。

これさえあれば、料理のレパートリーが増えたり家電製品が使えることにより防寒対策にもなったり、携帯電話等の充電がなくなる心配もありませんよね!
冬キャンプで薪ストーブで暖をとってホットウイスキー🥃を飲みながらTVを観るなんて、数年前では考えられなかった…😂
特にポータブル電源で電気毛布を使えば、厳寒期でもヌクヌクに寝る事が出来る域に自分が達するとは、時代の流れとキャンプギアの進歩が凄い‼️#ソロキャンプ#薪ストーブ pic.twitter.com/0z81I4Op9m
— え〜ちゃん (@9y7C5YzGvGdp8jN) November 13, 2020
私のキャンプ必須ギアCPAP。無いとイビキで周りに迷惑かけちゃう😩
なのでふもとっぱらみたいに電源がないキャンプ場ではポータブル電源が必須です。二晩使って残64%、一晩だいたい43wh程。jackery240なら5泊はイケて頼もしい🤭
ACだとロスがあるんでDCアダプタを一緒にレンタルしてます。#resmed pic.twitter.com/1EXGHHWtAq— かなやま@キャンプとわたモテ (@tukinuketa) November 22, 2020
写真はジャクリポータブル電源1000&400とソーラーパネル100W&60Wです!
9月に続き今回はジャクリのポータブル電源400とソーラーパネル60Wを購入しました😊
400は小さくて軽くてキャンプでは使い勝手が良さそうだし、ソロには十分の容量だと思います😉👍#北海道キャンプ #キャンプ #ソロキャンプ pic.twitter.com/dih6PgWVyC
— Katsuhiko🏕北海道キャンプ (@Katsu2525Camp) November 21, 2020
子供らは夕方からPCエンジンミニの初プレイ。数多くあるソフトの中から子供たちに選ばれたのは
『桃太郎電鉄2』でした‼️
ポータブル電源も初おろし、便利すぎた😅#キャンプ #pcエンジンミニ pic.twitter.com/dr6Qqq5iaG— takamama@キャンプとゲームで生きてます (@takacampergamer) November 22, 2020

>>参考記事:冬キャンプはポータブル電源がおすすめその理由や使い方・容量はどうする?
ジャンプスターターとポータブル電源の違いとは?

ジャンプスターターとポータブル電源の違いとは?

車のバッテリーが上がってしまった時に、活躍するジャンプスターター。
そもそも、ジャンプスターターは「急用携帯型のバッテリー」なのでポータブル電源と基本的な仕組みは同じです。
自動車のエンジンをジャンプスタートさせるためには、一瞬で大きな電気を発生させる必要があるのですが、近年増加している 「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用しているポータブル電源なら代用可能ですよ!
<strong>リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの特徴</strong>
- 発火や熱暴走が起きにくい
- 衝撃に強い(発火する可能性が極めて低い)

リン酸鉄リチウムバッテリーを採用しているポータブル電源はこちらです!
>>参考記事:BLUETTI『EB70S』のレビューをご紹介!読み方や安全性に優れているそのワケとは

ポータブル電源の用途や正しい選び方とは?

ポータブル電源の用途や正しい選び方とは?
ポータブル電源は、家電製品を屋外でも使えるようにしてくれます。
例えば、扇風機やこたつ、炊飯器、電気毛布といったものが上げられます。
こうした家電製品が使えることから、冬キャンプも楽しむことができキャンパーさんの間でも大人気です!

更に詳しくはこちら
>>参考記事:ポータブル電源の使い道は?普段使いおすすめ3選・長期保管のポイントご紹介
また、充電容量やサイズにも使用する用途によって変わってきます。ここでは5つのポイントを押さえておきます。
①矩形波(くけいは)と正弦波(せいげんは)の違い

ポータブル電源選び方ポイント①矩形波(くけいは)と正弦波(せいげんは)の違い
こちらも実はチェックしておきたいところ。
電気が進む波の形状を指し、それぞれ特徴がありますが、矩形波モデルは電気毛布がほぼ動かないです。
正弦波は家庭用コンセントと同じなので多くの家庭製品を使用できます!
幅広く使えるように正弦波を選ぶことをおすすめします!
ポータブル電源、
初代は台風前で慌ててホムセンで3万ぐらいで買ったんけど矩形波(疑似正弦波)つって精密機器とか使えないモンもあるそうだから実家に譲って2代目の正弦波をソーラーパネルごと通販で買ったバチクソ高かったけど安心感がダンチ#東日本大震災から11年 pic.twitter.com/RmMe6w3FGh
— 瀬島一瑛 (@sejima666) March 11, 2022
②充電容量とサイズ

ポータブル電源選び方ポイント②充電容量とサイズ
どういったものをどのくらいの時間使用するかにより充電量が変わってきます。
貯めて置ける重力が増えればその分本体も大きく重たくなります。
ちょっとした電力を使用する場合は200Whもあれば十分ですが、キャンプや車中泊を楽しむ際は350Wh以上あったほうがいいですよ。
音楽を楽しんだり夜間のライトもつけるのでしたら400Wh以上がおすすめです。

一般的なポータブル充電で使用できる定格電力は200~300Wが多いですよ。
【家電製品ワット数目安】
iPhone、iPad | 5~15W |
ノートパソコン | 50~120W |
扇風機 | 50~60W |
電気毛布 | 50~90W |
ホームシアター | 35~70W |
こたつ | 600~800W |
ドライヤー、炊飯器、電気ケトルなどは定格1,000W以上あるので大容量のものではないと使用は難しいです。
③使用に合った出力ポート数を選ぶ

ポータブル電源選び方のポイント③使用に合った出力ポート数を選ぶ
AC電源ポートは2口以上あると便利です。
同時に充電できるので同時に家電を使用でき助かりますよ。
また、USB出力ポートがあるとスマートフォンやタブレットのモバイル製品も充電できるので大変便利です。
④シガーソケット・ソーラーパネルが便利

ポータブル電源選び方ポイント④シガーソケット・ソーラーパネルが便利
例えば災害用では家庭で充電ができないので、シガーソケット・ソーラーパネル対応用なら充電が可能です!!
また、キャンプなどでたくさん使用しても晴れた日なら充電ができるのでかなり便利です!
日頃から定期的にポータブル電源に充電をしておき、いざという時に活用できるようにしておきましょう。
寿命も合わせてチェック
>参考記事:ジャクリのポータブル電源の寿命はどれくらい?伸ばすコツや使わない期間のポイント
⑤PSE合格品であるかどうか?安全性もチェック

ポータブル電源選び方ポイント⑤PSE合格品であるかどうか?安全性もチェック
モバイルバッテリーはPSE(電気用品安全法)マークが必須ですが、ポータブル電源は規制対象外です。
ですが、ついている製品のほうが安心できますね。
また、安全性についてポータブル電源の蓄電池の種類にも注目です!
>>参考記事:ポータブル電源を買ってはいけない?後悔しないために気を付けるべきこと
では、ここからはメーカー別のおすすめもご紹介します。
ポータブル電源が気になる方、将来的に購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ポータブル電源をキャンプで使う選び方【メーカー別のおすすめ】
【Jackery】
リチウム電池に強いシリコンバレーの新興メーカーです。世界中でも大人気で累計100万台以上売り上げている人気メーカーです。
品質や性質からかなりの高評価であることも人気の理由です。
ワット数も容量も最高レベルで保証期間も2年以上と長いのが特徴です。
ソーラーパネルも対応しているものもあるので、いざという時もかなり便利ですね。
【Anker】
元Google社員たちが立ち上げたハードウェアメーカーでポータブル電源やモバイルバッテリーなど様々なIT製品を販売しています。
長寿命にこだわり、安全性が高く保証期間も5年とかなり長いです!
バッテリーだけでなく、製品全体が長持ちなので、長く使いたい方にはおすすめです。
【LACITA】
2017年4月に株式会社ポスタリテイトが立ち上げ、運営しているブランドです。
こちらの会社は、停電時やアウトドアなど全く電気がないところで家電製品の使用を可能にする「エナーボックス」や「ソーラーパネル」を開発しています。
安全性も高いので、安心して使えますよ!
【エコフロー】
EcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)社は中華人民共和国深圳市で2017年に設立したポータブル電源の最先端を駆けるスタートアップ企業です。
電源開発事業部のトップや化学材料メーカー経営者を含む元DJI社員3人、元米経済開発センター投資マネージャーの4人によって設立されました。
こちらのポータブル電源はなんといっても高速充電といった特長を持っています。
1時間でゼロから80%へ充電できるのが最大の特徴ですよ!
かなり注目されています。
モバイルバッテリーとポータブル電源の違いとは?まとめ
・モバイルバッテリー
⇛1万mAhくらいまでの電力をUSBケーブルで出力できるので携帯の充電などに適している
・ポータブル電源
⇛数万から数十万mAhもの電力を家庭用コンセントのプラグとして出力できるので、家電製品も使用できる
キャンプや車内泊、また、災害の時にも役立てるので各家庭に一つは常備しておきたいところですね!
選び方のポイントとしては
・正弦波を選ぶ
・使用に合った充電容量とサイズ、ポート数を選ぶ
・災害用のためならシガーソケット・ソーラーパネル対応のものを
・PSE合格品ならなお安心
・防水機能のものもある
こんなものがあるのだと理解していただけたら幸いです。
便利なものやいざという時のものを少しずつでも揃えていきたいですね!